【かぐや様】白銀御行から学ぶ、好感度抜群のイケメンハイスペック主人公の作り方



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ねじまき
「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」を毎週ヤンジャンで読むことが私の生き甲斐です


2019年にアニメ化したこともあり、現在非常に人気のあるラブコメ作品です。

私はアニメを3話観たあとで漫画を全巻購入するくらいハマりました( ´ ▽ ` )

本作の魅力は、会長(白銀御行)とヒロイン(四宮かぐや)のユニークなやりとりや、生徒会室の日常など、たくさんありますが、

特に作品を読み進めるにつれて「会長イケメンすぎんだろ......」という思いが強くなっていきます。

会長は、「偏差値77前後の名門校で首席の生徒会長であり、4大財閥のご令嬢と恋仲(仮)にある」 というチートスペックの持ち主です。

にもかかわらず、作品を通して嫌味のない憎めないキャラクターに仕上がっています。

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ねじまき
会長の魅力を紐解けば、なろう系作品で登場するようなチート主人公をもっと魅力的に描けるんじゃないかな


どうして会長はここまで好感を持てるキャラクターになっているのか?

自作小説の主人公にも活かせるように、私なりに整理したいと思います。

※ネタバレを含みます!ご注意ください。

会長の基本スペックをおさらい

会長の魅力を紐解く前に、まず会長がいかに恵まれたキャラクターであるかを整理します。

白銀御行のスペック
  • 偏差値77前後の名門私立「秀知院学園」で学年トップの成績を持つ
  • 全国模試でもトップクラスの怪物
  • 秀知院学園に高校から一般入学した「混院生」として、歴代3人目の生徒会長となる
  • 4大財閥の天才・容姿端麗なご令嬢(かぐや)から好意を抱かれている
  • イケメンでモテる

目がくらみますね。笑

会長に対して好感が持てる理由

ハイスペックとは裏腹なギャップ

会長は勉強以外は何もできません

少し大げさな表現ですが。。笑

「圧倒的な学力」がかすんでしまうくらいの「圧倒的なが多くあります。

例えば・・・

会長の弱点
  • 虫が視界に入ると失神するくらい虫嫌い
  • どうしようもなく運動センスがない
  • どうしようもなく音痴
  • リズム感がなく、会長のラップを聞いた人(藤原書記)は泡を吹いて倒れるほど

こんな感じで、会長には弱点が多いため、学園生活を送る中で修羅場を迎え、追い込まれることが多々あります。

 

バレーボールのサーブを打とうとすると・・・

 

アメフトの流れ弾が会長めがけて飛んできたときは・・・

 

ソーラン節を踊らせれば・・・

とてもハイスペックなチートキャラには見えませんよね(笑)

このように、何でもできるハイスペックキャラと思わせておいて、その実とてつもない苦手を持つという2面性が、会長を「憎めないキャラクター」に仕上げているのだと思います。

好感ポイント

ハイスペックからのギャップが「憎めなさ」を生み出す

 

目標に近づくための途方もない努力

会長にはたくさんの弱点がありますが、それが人目にさらされる前に、修羅場を迎えるたび地道な努力によって苦手を克服していきます。

何よりも、会長の一番の武器である勉学でさえ血の滲むような努力の末に手に入れたものです。

会長がなぜ学園トップの成績を維持しようとしているかといえば、それはかぐやと対等な関係でいるためです。

会長はそもそも、入学試験の成績はドンケツの補欠合格でした。

入学後の成績も、(1年次)9位→4位→1位 と遷移しており、最初からトップに立っていたわけではありません。

バイトもしつつ、学年トップを維持するために日々の努力を重ねる描写によって、単に会長が持って生まれた才能だけで高みにいるわけではない、ということがよく理解できますよね。

好感ポイント

途方もない努力の描写によって、チートスペックも妥当だと受け入れられる

 

決してよそ見をしない一途さ

一般的?なラブコメ作品では、

「主人公の周りにはヒロインたちによるハーレムが形成されていて、女性キャラとのやりとりにドギマギしながらも、最終的に本命のヒロインが絞られていく

というような構成になっているかもしれません。

しかし、本作では、会長は非常にモテるにも関わらず、かぐやに対して一貫した想いを抱いており、決してよそ見をしません

かぐや以外の異性とどんなイベントが発生しても、赤面することもなく、心が浮つかないのです。

それを象徴するシーンとして、早坂が会長を堕とそうとする場面があります。

かなり甘美な告白でしたが、会長は全く悩むそぶりすら見せませんでした。

 

会長にはかぐやしか見えていないようですね。

他にも、かぐやと対等な関係でいるために勉学を極めるなどの一途な面が、「会長を応援しよう!」という気持ちにさせるのだと思います。

好感ポイント

浮つかない一途な会長だからこそ応援したくなる

 

イケメンな人間性

単純に、会長は内面がイケメンです。

「会長まじイケメン......」と感じるシーンが本作では多々あります。

例えば・・・

花火大会当日、かぐやの外出を執事が許可しなかった際に、それでもみんなと花火を見たいとこっそり抜け出すも間に合わないかもしれない、という場面では、

会長が颯爽と現れて、かぐやをタクシーに連れ込みます。

このとき、かぐやの携帯電話は電波が悪く生徒会メンバーと連絡が取れない状況だったのですが、会長が「かぐやの思考を読む」ことで、かぐやの位置を推測し、見事的中した場面です。

しかし、それでも花火会場までは距離があり、間に合うかどうか微妙な状況でした。

そんな状況でも、会長は頭に叩き込んでいる情報を元に、最適な交通ルートを導き出し、タクシーを走らせました。

その結果、生徒会メンバーは花火を目にすることが叶いました。

「どうしてヒロインが主人公に好意を抱いているかよくわからない」、という疑問が本作では一切出てきません。

この他にも、生徒会選挙の際に、生徒会長に立候補していた「伊井野ミコ」が、壇上でうまく話せなかった場面では、対抗相手であるにも関わらず白銀御行は彼女がうまく話せるように助け舟を出すなど、何ともイケメンな描写があります。

「困っている人がいたら、自然な形で手を差し伸べる」

本作を通して感じるのは、会長が魅力的に映る場面において、見返りを求めない自然体で手を差し伸べているという点です。

キャラクターを魅力的に仕立て上げるには、そのキャラがカッコよく映えるシーンを描写するに限りますが、そこに「狙ってやってる感」が見えてしまうと、一気に香ばしくなってきます。

どのような動機でキャラクターを動かすのかは、さじ加減が非常に難しいと思いますが、本作の会長はその部分が非常にうまく描かれており、作者の方のセンスがずば抜けていると感じますね。

好感ポイント

「自然」な振る舞いの中にカッコよさが詰まっている

 

まとめ

「ハイスペックなチートキャラクターを好感的に描くにはどうすればよいか?」

という観点から、私なりに分析してみました。

ハイスペックキャラの好感度を上げる要素
  • ハイスペックなのも受け入れられる!」と読者に思わせる理由を作る
  • ハイスペックからは想像できない真逆のギャップを用意する
  • 一貫したブレない芯を持ち、男女両方の視点から「かっこいい」と感じるシーンを用意する

物語を追いかけたくなる要素として、「このキャラクターが好きだから!」 というのは大きな動機になると思います。

会長のように、物語が進むについれて、魅力がさらに高まっていくようなキャラクターを描きたいものですね_φ( ̄ー ̄ )

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