Google製スマホPixel 3を使って感じた素晴らしさとイマイチさ【レビュー】

2019年4月7日

長年使用していた iPhone からPixel 3 XL に機種変更して1ヶ月が経ちました。

ちょうど最近、docomo などの様々なキャリアで Pixel 3 の値下げが行われており、購入しやすくなっていますね。(2019年3月現在)

Pixel 3 はGoogle製のハイエンドスマホであり、基本スペックは非常に優れています。

本記事では、私が1ヶ月間 Pixel 3 を使用して感じた素晴らしいところと、イマイチなところをまとめました。

今後購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

Pixel 3 の素晴らしいところ

背面カメラ・インカメラのバランス

Pixel 3 は、背面カメラがシングルレンズで、インカメラがデュアルレンズです。

背面にデュアルレンズを採用するスマホが多い中で、珍しいパターンですね。

一般的に、デュアルレンズには以下のメリットがあります。

デュアルレンズの特徴
  • 「広角レンズ+望遠レンズ」によって、スマホでも一眼レフのような背景ボケを作れる。(ポートレート撮影)
  • 暗所での撮影が可能。

しかし、Pixel 3 は、シングルレンズでありながら、ポートレート撮影ができますし、夜景撮影も可能です。

これを可能にしているのが、Googleが得意とするAI技術です。

Pixel 3 の背面カメラ
  • 人やモノに対して、ポートレート撮影が可能
  • 夜景モード」により、星まで撮影することできる

「シングルレンズ」という物理的な制約を、ソフトウェアで解決しているんですね。

以下の記事では、Pixel 3 の「夜景モード」を解説されています。

Googleの新スマートフォンPixel 3の「夜景モード」が問いかけるもの(あるいはAIとはなんなのかという実感について)

ここまで写ってしまうと、今後のカメラの新しい方向性が出てきたなあと感じます。つまり、物理限界をソフトウェア処理で打破していくという方向性。それはカメラや写真のあり方を根本的に変えていくことと思います。

一方、インカメラはデュアルレンズであるため、自撮りで広角撮影が可能です。

つまり、画面を見ながら「自分と風景」を一枚の写真に収められる、ということですね。

個人的には、インカメラで広角撮影できるのは素晴らしいと感じました。

有機ELディスプレイ

最近のハイエンドスマホでは有機ELディスプレイが採用されていますね。

Pixel 3 も有機ELディスプレイなので、純粋にそのメリットを堪能できます。

有機ELディスプレイの特徴
  • Always On Display が便利
  • 高画質で画面が綺麗
  • 液晶ディスプレイよりも薄くて軽い

Always On Display は、スマホがスリープ状態でも、常に時間を表示することができる機能です。

電源ボタンを押さなくても時間を確認できるので、スマホを時計代わりに使う私にとっては便利だと感じます。

Googleレンズを標準のカメラアプリから起動できる

Pixel 3 なら、標準のカメラアプリからGoogleレンズを起動できます。

地味にありがたいです。

なお、Googleレンズの紹介については、過去記事がありますのでぜひご参照ください。

 

Googleレンズ活用術!ビッグデータで日常を切り取る【画像認識アプリ】

抜群の操作性

iPhoneのようにヌルヌル動作する、というのはAndroidが目指してきたところだと思います。

今では大半のスマホで、快適な動作を実現できていますね。

Pixel 3 は、それに加えてUIが素晴らしく、直感的な操作ができます

以下は一例です。

↑iPhone Xシリーズと同じように、下から持ち上げて起動しているアプリ一覧を表示できます。

↑アプリを切り替える簡単な方法もあります。

また、デフォルトでは、何かアクションを起こすたびにスマホが僅かに振動するのですが、その感覚も心地よく、使っていて楽しさを感じられます。

背面指紋認証

Pixel 3 は生態認証として指紋認証を採用しています。(顔認証はできません。)

ここは好みがわかれると思いますが、私はマスクをすることが多いので指紋認証が好きです。

ただ、1番好きだったのは iPhoneのホームボタンによる指紋認証です。。笑

テーブルの上に置いている状態でもロックを解除できるので素晴らしかったですね。

今後はディスプレイに指紋センサーを内蔵するスマホが登場してくると思われるので、個人的には楽しみです。(価格が上がらないことを祈ってます( ̄∀ ̄))

Pixel 3のイマイチなところ

電池持ちはそれほど・・・

Pixel 3 の評判として、電池持ちが良いと言われていますが、私はあまり良いとは思いませんでした。

私の場合は一日中 Youtube を観ていたり、Always On Display を使用しているためではありますが、あまり期待しすぎるとがっかりするかもしれません。

ただし、Pixel 3 は急速充電に対応しているので、充電できる環境さえあればそれほど困りはしないと思います。

表記スペックの割に高価格?

Pixel 3 の価格は、キャリアの割引きがなければ10万前後します。

これまで Google が販売していた Nexus シリーズと比較すると、かなり高めな価格設定です。

これは、有機ELディスプレイを搭載しているため仕方ないとも思うのですが。。

しかし、高価格なのにメモリが4GB、というところが少し引っかかります。

最近のハイエンドスマホは、メモリ6GB以上積んでるものも多くあるので、Pixel 3 にももう少し頑張ってもらいたかったですね。

私の使い方だと現状メモリ不足に悩まされることはありませんが、ゲームをよくされる方などは少し残念だと感じるかもしれません。

XLサイズはノッチが大きい

Pixel 3 XL のノッチはかなり大きいです。

ノッチの有無は好みが分かれるところですね。

気になる方は、購入する前に、一度家電ショップなどで確認した方が良いと思います。

ゲームの快適性はiPhoneに劣る

スマホの利用用途がゲームの方は、Pixel 3 より iPhone XR を購入された方が良いです。(ほぼ同価格です)

ゲームの起動時間やロード時間など、iPhone はかなり高速で快適ですね。

iPhone を利用されたことのある方は、Pixel 3 でゲームをすると違和感があると思います。

私はあまりゲームをしませんが、例えば、パズドラでダンジョンに入る際のロード時間でさえ、Pixel 3 と iPhone の違いがはっきりわかりました。

ただ、これは Pixel 3 の問題というよりは、iOS と Android のOSレベルの違いだと思われ、仕方ない面ではあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

私が Pixel 3 を1ヶ月使用して感じたことをざっとまとめました。

総合的には非常に満足していて、普段使いでストレスは全くありません。

むしろ操作性が抜群だったり、最新のAIを身近に感じられるため、スマホを触るのが楽しいです。

ただ、ゲームをメインでされている方は、iPhone や iPad を選択した方が良いと思います。

また、スマホにそれほど高機能性を求めておられない方は、最近はミドルクラスのスマホでも十分問題なく利用できますので、他ベンダのスマホを検討した方がオススメです。

少々過剰スペックになっている部分もありますので。。。

以上、参考になれば幸いです!

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