退職して無職だけど確定申告は必要?【最短】ネットで書類作成、郵送する

2019年4月7日

働いているときは会社がやってくれていた「年末調整」。

退職して無職のまま年を越すと、今度は自分で「確定申告」をしなければなりません。

でも税務署に行って手続きするの面倒だし、放置でいいかな。。。そういうふうに考えてしまう人も多いのではないでしょうか?(私は考えていました・・・笑)

このような人が確定申告をしなかったらどうなるのでしょう。

以下では、

 「無職のまま年を越したんだけど、確定申告って必要なの?」

 「簡単に確定申告する方法はないの?」

という点についてまとめていきます!

無職のまま年を越したけど確定申告って必要?

退職して無職のまま年を越して、今年は年末調整が済んでいないんだけど、確定申告って必要?

結論から言うと、会社の給料からは所得税が天引きされているので、無申告でも罪にはなりません。(厳密には、大半の会社員は所得税を多めに払っており、追加徴収されないためです。)

しかしながら、確定申告をしなかったとしても、住民税の申告は必要になります。通常、確定申告(または年末調整)の際に税務署へ報告した収入に基づいて翌年の住民税が計算されますが、確定申告をしなかった場合は正確な住民税を計算することができないため、別途、市町村役場で正確な住民税の申告が必要になるのです。

でもそれって、結局面倒な手続きが必要になる、ということです。

それなら、確定申告をしておいて、払いすぎた所得税から還付金を貰った方がお得ですよね!

確定申告は確かに面倒ですが、私はネットで書類を作成し、税務署へ書類を郵送することで、確定申告を済ませました。書類作成にかかった時間は15分程度だったので、とても簡単です。

以下では、「退職して無職のまま年を越した方」を対象に、私が実践した確定申告の方法を記載していきます!

確定申告の書類作成に必要なものを用意する

まず最低限、書類作成には以下が必要になります。

  • 源泉徴収票
  • マイナンバーカード(または、「マイナンバーの通知カード」+「免許証などの身分証明書」)

上記以外にも、退職してから「国民年金保険料」などを支払っていた方は、所得税からその額を控除することができます。別途、「控除証明書」を用意しておきましょう。(通常は、11月頃に日本年金機構から送られてきます)

なお、「厚生年金保険料」など、給料から天引きされていた社会保険料は、源泉徴収票に記載されているため、控除証明書は不要です。

ネットで確定申告用の書類を作成する

確定申告の書類は、税務署に行かなくてもネットで作成することができます!
手順としては、国税庁が作成したWebページで案内に従いながら必要事項を記入し、書類を作成したら後は郵送するだけです。

国税庁の以下ページから作成することができます。

確定申告書等作成コーナー

上記Webページから「確定申告書等作成コーナー」をクリックします。


確定申告書等作成コーナーのページで、「作成開始」をクリックします。



「印刷して書面提出する」をクリックし、書類を郵送する方法を取ります。
なお、左側にある「e-Taxで提出する」からは、オンラインで確定申告の書類を提出することができますが、事前に本人確認のための手続きが必要です。
本人確認は、前もって税務署にて「IDとパスワード」を発行しておくか、マイナンバーカードを「ICカードリーダライタ(購入する必要があります)」に通す、といった方法で行う必要があります。

私は、「IDとパスワード」の発行が面倒だったことと、マイナンバーの通知カードしか持っていなかったので、e-Taxを使用せずに郵送する方法を取りました。

 

その次のページで、利用規約に目を通し、「利用規約に同意して次へ」のボタンをクリックします。

 

確定申告する年度を選択し、「所得税」をクリックします。


「給与・年金の方」を選択


後は、画面の案内に従って、必要事項を入力していきます。

「源泉徴収票のどこの数値を打ち込めばいいの?」と不安に思われる方もおられるかもしれませんが、上記の作成コーナーは非常にわかりやすく、実際の源泉徴収票などの例が画像で表示され、どこを打ち込めば良いか説明してくれます。

ですのでご安心ください。

作成した書類を郵送する

上記ページ「確定申告書作成コーナー」で必要な情報を打ち込むと、以下の情報が含まれたPDFファイルが作成されます。

  1. 提出用の書類(第一表、第二表)
  2. 添付書類台帳
  3. 1.の「提出用の書類」の控え
  4. 提出書類等のご案内

1 と 2 を印刷し、郵送します。

1 の書類には押印が必要な箇所があるため、目を通してくださいね。

2 には、「源泉徴収票の原本」や「マイナンバーカードの写し」など、確定申告に必要な添付書類を貼り付けます。

3 は提出書類の控えなので、自宅に保管しておきましょう。

4 には、実際の郵送方法が記載されています。
どこに郵送すればいいのかも 4 に記載されているので、参考にしてください。

まとめ

郵送で確定申告をすませると楽でいいですよね。

なお、提出書類に不備があった場合は返送されてくるようですので、郵送する場合でもできるだけゆとりをもって準備しておくのが良いと思います。

以上、参考になれば幸いです。

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