作家志望にオススメ!物語のノウハウがつまった編集者座談会【星海社新人賞】
小説家志望の皆様!
星海社FICTIONS新人賞の座談会は読んでいますか?
この座談会は、新人賞への投稿作を編集者たちが批評するものなのですが、なんとネットで公開されています。
「プロの読み手」である編集者が、投稿作を通して、良い物語の作り方を議論しており、純粋に読み物としても面白いので、今回ご紹介させていただきます。
私も作家志望(仮)として、座談会から学ぶことが多いです。
心にグサリとくることもありますが。。。(笑)
星海社FICTIONS新人賞とは
星海社FICTIONS新人賞は、その名の通り星海社が主催する新人賞です。
特徴としては、以下があります。
- 年3回の募集がある(4月、8月、12月)
- 受賞作を決める座談会が、文字起こしされて一般公開される
- エンタメ小説であれば、募集作品のジャンルは定められていない
- 賞金は、星海社FICTIONSの年間売上のうち1%!
上記の通り、星海社FICTIONS新人賞は、たくさんある新人賞の中でもかなり毛色が変わっています。
作家志望の視点から見ると魅力的だと感じますね。
投稿作のジャンルに関しては、「ラノベと一般小説の中間的作品」=「行き場のない作品」の受け皿にもなっているみたいです(座談会より)。
ただし、受賞作が出ないことも多いですし、編集者の方々も辛口ですので、決して甘い新人賞とは言えません。
だからこそ、座談会が面白い!と感じます( ^ω^ )
座談会の登場人物
星海社FICTIONS新人賞が創設されてから、何名かメンバーが入れ替わっていますが、現在の主要メンバーは以下の通りです。(2019年4月現在)
太田克史
・星海社の顔でボス的存在
・ミステリに精通しており、辛口評価も多い
平林緑萌
・座談会の初期メンバー(他は太田克史のみ)
・時代物、歴史物に精通している
岡村邦寛
・ほぼ座談会の初期メンバー
・ラノベ好きだと思われる
林佑実子
・2013年夏より加入
・怪奇物が好きとのこと
石川詩悠
・2015年春より加入
・ラノベや海外小説などを多く読み、
幅広い知見を持つとのこと
丸茂智晴
・2017年冬より加入
・ミステリ好き
櫻井理沙
・2017年春より加入
・歴史物、SF好き
簡単にまとめました。詳細なプロフィールはこちらから。
各編集者に得意なジャンルや経験の違いがあるので、座談会を読む上で軽く頭に入れておくと良いと思います。
座談会の読み方
座談会は、こちらから閲覧できます。
- 冒頭で、新規加入メンバーや、受賞作の執筆状況、応募数などの説明がある
- 前半は、主に受賞に至らない作品の批評
- 後半は、各編集者が推薦した作品の批評
- 最後に、座談会で取り上げられなかった作品の1行コメント
座談会の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私は1行コメント以外は全て読んでいます。
特に、前半部分の「受賞に至らない作品の批評」は、私自身にも当てはまる指摘(いわゆるダメ出し)が多く、自分の作品に活かすのに打ってつけです。
座談会を読むと、「受賞作品が誕生している」ことに刺激を受けたり、「自分の作品も批評してもらいたい」と感じて、モチベーションの向上につながります。
まとめ
今回は、星海社FICTIONS新人賞の座談会についてご紹介しました。
「良い物語を生み出すためにはどういうことを考える必要があるか」のエッセンスが詰まっているので、自分の作品に落とし込みたいですね。
今後、座談会を読んだ感想も記事にしようと考えています。
これからも座談会から目が離せません( ^ω^ )