作家志望にオススメ!物語のノウハウがつまった編集者座談会【星海社新人賞】

2019年4月7日

小説家志望の皆様!

星海社FICTIONS新人賞の座談会は読んでいますか?

この座談会は、新人賞への投稿作を編集者たちが批評するものなのですが、なんとネットで公開されています。

「プロの読み手」である編集者が、投稿作を通して、良い物語の作り方を議論しており、純粋に読み物としても面白いので、今回ご紹介させていただきます。

私も作家志望(仮)として、座談会から学ぶことが多いです。

心にグサリとくることもありますが。。。(笑)

星海社FICTIONS新人賞とは

星海社FICTIONS新人賞は、その名の通り星海社が主催する新人賞です。

特徴としては、以下があります。

星海社FICTIONS新人賞の特徴
  • 年3回の募集がある(4月、8月、12月)
  • 受賞作を決める座談会が、文字起こしされて一般公開される
  • エンタメ小説であれば、募集作品のジャンルは定められていない
  • 賞金は、星海社FICTIONSの年間売上のうち1%!

上記の通り、星海社FICTIONS新人賞は、たくさんある新人賞の中でもかなり毛色が変わっています。

作家志望の視点から見ると魅力的だと感じますね。

投稿作のジャンルに関しては、「ラノベと一般小説の中間的作品」=「行き場のない作品」の受け皿にもなっているみたいです(座談会より)。

ただし、受賞作が出ないことも多いですし、編集者の方々も辛口ですので、決して甘い新人賞とは言えません。

だからこそ、座談会が面白い!と感じます( ^ω^ )

座談会の登場人物

星海社FICTIONS新人賞が創設されてから、何名かメンバーが入れ替わっていますが、現在の主要メンバーは以下の通りです。(2019年4月現在)

太田克史

 ・星海社の顔でボス的存在

 ・ミステリに精通しており、辛口評価も多い

平林緑萌

 ・座談会の初期メンバー(他は太田克史のみ)

 ・時代物歴史物に精通している

岡村邦寛

 ・ほぼ座談会の初期メンバー

 ・ラノベ好きだと思われる

林佑実子

 ・2013年夏より加入

 ・怪奇物が好きとのこと

石川詩悠

 ・2015年春より加入

 ・ラノベや海外小説などを多く読み、
  幅広い知見を持つとのこと

丸茂智晴

 ・2017年冬より加入

 ・ミステリ好き

櫻井理沙

 ・2017年春より加入

 ・歴史物、SF好き

 

簡単にまとめました。詳細なプロフィールはこちらから。

各編集者に得意なジャンルや経験の違いがあるので、座談会を読む上で軽く頭に入れておくと良いと思います。

座談会の読み方

座談会は、こちらから閲覧できます。

座談会の構成
  • 冒頭で、新規加入メンバーや、受賞作の執筆状況、応募数などの説明がある
  • 前半は、主に受賞に至らない作品の批評
  • 後半は、各編集者が推薦した作品の批評
  • 最後に、座談会で取り上げられなかった作品の1行コメント

座談会の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私は1行コメント以外は全て読んでいます。

特に、前半部分の「受賞に至らない作品の批評」は、私自身にも当てはまる指摘(いわゆるダメ出し)が多く、自分の作品に活かすのに打ってつけです。

座談会を読むと、「受賞作品が誕生している」ことに刺激を受けたり、「自分の作品も批評してもらいたい」と感じて、モチベーションの向上につながります。

まとめ

今回は、星海社FICTIONS新人賞の座談会についてご紹介しました。

「良い物語を生み出すためにはどういうことを考える必要があるか」のエッセンスが詰まっているので、自分の作品に落とし込みたいですね。

今後、座談会を読んだ感想も記事にしようと考えています。

これからも座談会から目が離せません( ^ω^ )

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