PostmanがClaude CodeとCodexへのプラグイン自動導入を取りやめへ|入っているかの確認コマンドと、残る設定の消し方

Postmanが11月5日、プラグインの自動導入を取りやめると表明

API開発ツールを提供するPostmanは2026年11月5日、デスクトップ版がClaude CodeやCodexといったコーディング用AIツールの設定へプラグインを自動で追加する変更を取りやめると、GitHubの報告スレッドで表明しました。書き込んだのはPostmanの組織メンバーで、導入の手間を減らすための変更だったこと、製品内とWebサイトの案内で意図は伝わると考えていたがそうならなかったこと、利用者が適切に制御できる形へ作り直すことを説明したうえで、「we are reverting this change」(この変更を元に戻す)と書いています。取りやめる版の番号は示されていません。スレッドは同じ日に閉じられ、書き込みもロックされました。

この変更は、利用者が10月25日に同じスレッドで報告したものです。報告者のMacでは、Postman 12.33.4を開いたあと、Postmanのログに既存ユーザー向けの自動導入の記録が残り、Claude CodeとCodexの設定にPostmanのプラグインが入っていました。IT情報サイトのNotebookcheckによると、11月3日の更新(12.35.1)でも同様の報告があり、GitHub Copilot CLIの設定に記述を見つけた人もいます。

Postmanの文書は11月8日時点で、デスクトップ版はプラグインを自動で入れないと説明し、以前自動で入った場合はアプリから削除できると案内しています。リリースノートでは、11月6日公開の12.35.5の項目が重要なバグ修正と改善とだけ書かれています。取りやめがどの版から有効になるかは、文書にもリリースノートにも11月8日時点で書かれていません。すでに追加された設定の削除は、利用者がアプリやコマンドで行う案内になっています。

この記事は、Postmanのデスクトップ版とコーディング用AIツールを同じMacで使っている人に向けたものです。Postmanがnpmで公開しているインストーラーを使い捨てのコンテナで動かし、AIツール側に何が追加されるかを確かめました。その結果をもとに、自分のMacに入っているかを確かめるコマンドと、取り除く手順をまとめます。

記事の要点

取りやめの表明後も、すでに入った設定は自分で確かめて消す

2026年11月8日時点の情報です。

Postmanの表明

11月5日に取りやめを表明

GitHubの報告スレッドで、自動導入を元に戻すと表明しました。取りやめる版の番号は未提示です。

変更された場所

AIツール側の設定

Codexの config.toml、Claude Codeの settings.json などです。

インストーラーのフック承認処理

0.7.0で削除、0.7.1で一時的に復活

npmのインストーラーに、Codexの起動時フックを承認する処理があります。0.7.0で外れ、11月8日時点の latest の0.7.1には戻っています。デスクトップ版の導入でこの処理が動いたかは、報告からは確定していません。

インストーラーの remove で残るもの

マーケットプレイスの登録

検証では、CodexとGitHub Copilot CLIの登録が残りました。別のコマンドで消せます。

報告から取りやめの表明までの流れ

10月23日 Postman 12.33.4を公開

報告者の環境で自動導入が記録された版です。

10月25日 利用者がGitHubで報告

Claude CodeとCodexの設定にプラグインが入り、ログに既存ユーザー向けの自動導入の記録が残っていました。

11月3日 12.35.1でも同様の報告

11月4日には、GitHub Copilot CLIの設定でも記述が見つかったという書き込みがありました。

11月5日 Postmanが取りやめを表明

組織メンバーが「元に戻す」と書き、スレッドは同じ日に閉じられました。同じ日に、インストーラー0.7.0がフック承認処理を削除しました。その約3時間後に公開された0.7.1では、この削除が一時的に戻されました。

11月6日 remove の拡張をリポジトリへ取り込み

マーケットプレイスの登録と承認記録も消す変更を 0.8.0-rc.0 として公開しました。latest は承認処理を含む0.7.1のままです。同じ日のPostman 12.35.5のリリースノートは、重要なバグ修正と改善とだけ書いています。

11月8日時点 取りやめる版の番号は未提示

文書はデスクトップ版が自動で入れないと説明しています。すでに入った設定は、手元で確かめて取り除きます。

GitHubとnpmの日付は協定世界時、Postmanのリリースノートの日付はPostmanの表記です。

すでに入った環境で増えているのは、設定の項目とプラグインのコピー

報告者のログには、既存ユーザー向けの自動導入を示す auto-existing-upgrade と、Claude CodeとCodexへの導入結果が記録されていました。報告者によると、Macの ~/.local/bin にはPostman CLIも置かれ、更新時刻は導入の時間帯と一致していました。12.35.1の報告者のログでは、Cursorは導入済みと記録され、その起動で入ったものと区別されています。

デスクトップ版の自動導入は、サインイン済みの既存ユーザーの環境で記録されています。今回はその状況を再現せず、Postmanが公開しているインストーラー(@postman/postman-plugin)をDockerのコンテナで実行しました。Postmanの文書によると、デスクトップ版には独自の導入処理があり、それが動かないときにこのインストーラーへ切り替わります。次の表はこのインストーラーの結果です。Codexの2項目、Claude Codeの有効化と導入記録は、報告者の記録と同じ場所でした。

場所 導入で増えたもの インストーラーの remove のあと
~/.codex/config.toml [marketplaces.postman] と [plugins."postman@postman"] marketplaces の項目が残る。plugins の項目は消える
~/.codex/.tmp/marketplaces/postman プラグインのリポジトリのコピー 残る(198ファイル)
~/.copilot/settings.json Postmanのマーケットプレイスの登録と、プラグインの有効化 マーケットプレイスの登録が残る。有効化は消える
~/.claude/settings.json postman@claude-plugins-official の有効化と、Anthropic公式マーケットプレイスの登録 有効化は消える。公式マーケットプレイスの登録は残る
~/.claude/plugins/installed_plugins.json 導入の記録(版、日時) 消える
~/.claude/plugins/cache/…/postman プラグイン本体のコピー 残る(175ファイル)。未使用の印 .orphaned_at が付く

検証環境:Docker の node:22-bookworm、Claude Code 2.1.318、Codex 0.166.0、GitHub Copilot CLI 1.0.105、インストーラー 0.5.1 と 0.7.0。2026年11月6日(日本時間)に実行しました。「remove のあと」は 0.7.0 の remove の結果です。

このほか、Claude CodeとGitHub Copilot CLI向けのプラグインには、セッションの開始時にAIへ指示を出すフックの設定があります。インストーラーの導入先は、実行したMacで見つかったAIツールから決まります。対応しているのはAntigravity、Claude Code、Codex、GitHub Copilot CLI、Cursor、Factory、Kimi Code、OpenCode、Piの9種類です。

インストーラーがCodexの起動時フックを承認する処理が問題になった

報告では、自動導入そのものに加えて、フックの扱いが問題になりました。フックは、AIツールの起動時などに決まったコマンドを自動で動かす仕組みです。報告者が取り上げたPostmanのフックは、セッションの開始時に、APIの設計や実装、テストの作業ではPostmanのスキルを読み込むよう、AIへ指示する文章を出します。報告者は、AIがPostmanのスキルを繰り返し使うようになったと書いています。

Codexは、プラグインのフックを利用者が確認して信頼するまで動かしません。ところがインストーラーのコードには、導入の直後にCodexの設定へ承認の記録を書き込む処理がありました。この処理は0.4.1から0.6.0までと、0.7.1にあります。報告者の config.toml には hooks.state の項目と trusted_hash がありました。

報告者自身は、コードで分かるのは承認を試みる処理までで、この記録だけでは誰が作ったかを証明できないと書いています。同じスレッドには記録がなかったという書き込みもあります。Postmanの文書は、デスクトップ版で入れた場合、フックは未承認のまま入ると説明しています。

Postmanはこの処理を、11月5日公開(協定世界時)のインストーラー0.7.0で取り除きました。該当の修正のコミットメッセージには、信頼するかどうかは利用者が選ぶものだと書かれています。インストールを実行せずに内容だけ表示する --dry-run の予告を比べると、0.7.0では承認の行がなくなっています。同じ日の夜(協定世界時)に公開された0.7.1はこの修正を一時的に戻した版で、承認の処理が再び入っています。修正は11月6日にリポジトリへ戻され、0.8.0-rc.0 では承認の処理がなくなり、remove で承認記録を消す処理に置き換わっています。

# npx @postman/postman-plugin@0.5.1 install --dry-run のCodex向けの出力(抜粋)
note: Would inspect and approve Postman's current session-start hook
      after installation through codex app-server:
config/batchWrite {"edits":[{"keyPath":"hooks.state", ...
done: installed postman@postman

# npx @postman/postman-plugin@0.7.0 install --dry-run のCodex向けの出力(抜粋)
done: installed postman@postman

コンテナで0.5.1を実際に入れたときは hook was not found と表示され、承認は書き込まれませんでした。そのとき入ったCodex向けプラグイン1.4.0に、起動時フックの宣言がすでになかったためです。確かめられたのは予告の出力までで、承認の書き込みそのものは再現していません。

Postmanは同じコミットで、Codex向けプラグインの設定を "hooks": {} に変えました。インストーラーはmainブランチからプラグインを取得するので、コンテナでは0.5.1でも0.7.0でも同じ1.4.0が入りました。コミットメッセージには、Codexにはスキルと、MCPサーバー(AIツールから外部サービスを使うための接続先)の設定が入り、起動時の指示は届かなくなると書かれています。Claude Code向けのプラグイン(検証で入った2.3.0)には、同じ起動時の指示が残っています。指示の文章には、CLAUDE.mdなど利用者の指示を優先すると書かれています。

自分のMacでは5つのコマンドで確かめる

Postmanの表明と文書が示しているのは、これからの自動導入を止めることと、すでに入ったものは利用者がアプリやコマンドで削除することです。自分のMacに入っているかは、次のコマンドで確かめます。読み取りだけで、設定を変更しません。Postmanのアプリやインストーラーを起動する必要もありません。

# 1. Codex、Claude Code、Copilot CLIの設定にPostmanの記述があるか
grep -n -i postman ~/.codex/config.toml ~/.claude/settings.json \
  ~/.claude/plugins/installed_plugins.json ~/.copilot/settings.json 2>/dev/null

# 2. CursorにPostmanのプラグインがあるか
ls -d ~/.cursor/plugins/local/postman \
  ~/.cursor/plugins/cache/cursor-public/postman 2>/dev/null

# 3. Postmanのログに自動導入の記録があるか
grep -rhE --include='main*.log' 'autoInstall.plugin|auto-existing-upgrade' \
  ~/Library/Application\ Support/Postman/logs 2>/dev/null

# 4. Postman CLIが置かれているか
ls -l ~/.local/bin/postman /usr/local/bin/postman 2>/dev/null

# 5. Codexのフックの承認記録があるか
grep -n 'hooks.state."postman' ~/.codex/config.toml 2>/dev/null

コマンド1は、導入済みのコンテナでは6行を返しました(Copilot CLIを入れた場合は9行)。コマンド2〜4は、報告の記録をもとに作ったダミーのファイルで動きを確かめました。Postman 11.89.0が入っている筆者のMacでは、5つとも何も返しませんでした。Factory、Kimi Code、OpenCode、Pi、Antigravityはこのコマンドの対象外です。これらを使う人は npx @postman/postman-plugin@0.7.0 status で確かめます。

何か表示された場合は、取り除く前に、表示された行とログを控えます。会社のMacなら、控えを社内のセキュリティ担当へ伝え、他の開発者にも同じ5つのコマンドを実行してもらうよう相談します。

AIツールからPostmanを使うかどうかで、次の手順を決める

AIツールからPostmanを使わない場合

次の節の手順で取り除きます。自動で入ったPostman CLIも使わないなら、アプリから削除します。自分で入れたCLIなら残して構いません。

AIツールからPostmanを使いたい場合

次の節の手順で一度取り除いてから、使うAIツールだけに入れ直します。npx @postman/postman-plugin@0.7.0 install --agent codex のように対象を指定できます。Claude CodeとGitHub Copilot CLI向けには、APIの作業でPostmanのスキルを読み込むようAIへ指示するフックの設定も入ります。Postmanのリポジトリの開発向け文書によると、同じ指示はCodex以外のAIツールにも、それぞれ別の仕組みで届くように作られています。Cursorでは同じ文章が届いたという報告もあります。この指示が不要なら、入れ直す対象をCodexだけにします。

remove と marketplace remove で設定の記述を片づける

インストーラーの remove のあとに、Codexのマーケットプレイスの登録も取り除きます。検証と同じ版を指定しています。

# 1. 取り除く内容を確かめる(Node.js 22以降)
npx @postman/postman-plugin@0.7.0 remove --dry-run

# 2. 検出された各AIツールから取り除く
npx @postman/postman-plugin@0.7.0 remove --yes

# 3. Codexを使っている場合:マーケットプレイスの登録を消す
codex plugin marketplace remove postman

# 4. GitHub Copilot CLIを使っている場合:マーケットプレイスの登録を消す
copilot plugin marketplace remove postman

# 5. 確認のコマンド5で何か表示された場合:承認記録を手で消す
#    ~/.codex/config.toml をバックアップしてからエディタで開き、
#    [hooks.state."postman@postman:…"] の見出しと、その下の trusted_hash などの行を削除する

承認記録のないコンテナでは、手順2〜4のあとに確認のコマンド1の結果が0件になりました。手順3では ~/.codex/.tmp/marketplaces/postman のコピーも消えました。報告者の記録と同じ見出しの hooks.state をダミーの値で手で足して試すと、手順2と3のあとも残りました。そのため手順5が必要です(インストーラーが書いた記録そのものでは試していません)。

Postmanは11月6日(協定世界時)、remove でCodexとGitHub Copilot CLIのマーケットプレイスの登録と、Codexの承認記録も消す変更をリポジトリへ取り込み、0.8.0-rc.0としてnpmに公開しました。11月8日時点で版を指定しないときに使われる latest は0.7.1で、この記事の手順は検証した0.7.0を指定したままにしています。0.8.0が latest になったあとは、手順1と2の @0.7.0 を @latest に替えて実行します。PR #148 の説明では、消さずに残した項目は note: の行に表示されます。そのあと確認のコマンド1と5で表示された行についてだけ、手順3〜5を行います。

Claude Code側のプラグインのコピーは残りますが、claude plugin list には表示されなくなりました。Claude Codeの説明によると、未使用の印が付いたコピーは14日後に自動で消えます。ほかのプラグインが1つも入っていない間は残ります。

手順のあとに、次の3つも確かめます。

Postman CLI

インストーラーの remove の出力には現れません。Postmanの文書によると、アプリの Help > Postman CLI and Plugins > Uninstall Postman CLI で削除でき、シェルの起動ファイルに足したPATHの行も一緒に消えます。AIツールの指示ファイルへ案内を足すのはインストールスクリプトで、デスクトップ版は足さないと説明されています。

アプリから削除した場合のCopilot CLI

Postmanの文書によると、アプリの Help メニューで導入できるのはClaude Code、Codex、Cursorで、他のAIツールは npx の remove を使います。利用者の書き込みでも、メニューの削除のあとに ~/.copilot/settings.json の記述が残りました。手順2と4で消せます。

Cursor

Postmanの文書によると、Marketplaceから入ったコピーは Cursor Settings > Plugins で外します。Cursorはデスクトップのアプリなので、コンテナの検証には含めていません。

取り除いたあとは、Postmanを次に開いたときと、次に更新したときに、確認のコマンド1をもう一度実行してください。Postmanは自動導入の取りやめを表明しましたが、どの版から変わるかは11月8日時点で示されていません。

報告者が書いた影響の範囲と、MCPサーバーの接続先

報告者は、今回の報告で示せるのは望まない連携と指示の変更で、データの持ち出しを示すとは主張していないと明記しています。プラグインの設定には、PostmanのMCPサーバー https://mcp.postman.com/mcp が接続先として書かれています。報告者のCodexでは、認証が必要というエラーで接続に失敗していました。このMCPサーバーは、認証を済ませるとAIツールからPostmanのサービスを使うための接続先です。

コンテナで確かめたのはインストーラーの動作です。デスクトップ版の自動導入については、報告者のログとPostmanの説明をもとに記しました。AIツールと連携する開発ツールを更新したあとは、AIツールの設定ファイルを見ておくと、今回のような変更に気づけます。

検証環境

  • macOS 27.0.1(Apple Silicon)、Docker Desktop 4.79.0 の node:22-bookworm コンテナ(Node.js 22.23.4)
  • Claude Code 2.1.318、Codex 0.166.0、GitHub Copilot CLI 1.0.105、@postman/postman-plugin 0.5.1 と 0.7.0
  • 検証日: 2026年11月6日

この記事は、AIが調査と下書きを担当し、上記の環境で実際に動かして結果を確かめ、下書きとは別の担当が公開前に本文と出典を確認しています。制作と訂正の方針は編集・訂正方針で公開しています。